柴犬を飼うのにかかる費用は?価格相場や飼育にかかるお金など

柴犬を家族として迎える際に飼い方も大事なポイントとなりますが、毎月、何が必要になり、どれくらいの費用がかかるのかも把握しておくことが大切です。

本記事では柴犬を飼う際の費用について解説していきますので、費用が気になって迷っているという方も、是非参考にしてみてください。
 

柴犬を迎える際にかかる費用

走る柴犬

柴犬を飼う際に、まず発生する費用が柴犬の販売価格です。

販売価格は月齢によっても大きく異なり、販売価格は月齢によっても大きく異なり、月齢が浅ければ浅いほど販売価格は高く、おおよそ生後6ヶ月を超える頃から販売価格が下がり始めていきます。
 

■価格相場

柴犬の平均的な価格相場はおおよそ20万円前後ほどとなっており、価格の基準は月齢の他、血統の良さや被毛の色、性別等によっても変わってきます。

被毛の色に関しては、柴犬に最も多く見られる「赤」色の被毛がスタンダードとなり、「黒」や「胡麻」の被毛はやや希少色、「白」の被毛はより希少な毛色として赤毛よりも高く販売されている傾向があります。

この他、ドッグショー等のチャンピオン犬を親に持つ子犬は、価格相場よりも10万円前後の高い価格が付けられることも珍しくありません。

また、オスよりもメスの方が出生率が低い等の理由から、メスの方が価格がやや高い傾向があります。
 

■初期費用

続いて柴犬を迎え入れる際にかかる初期費用の目安ですが、おおよそ5万円〜6万円程度と考えておきましょう。

犬の部屋となる「ケージ」については5千円〜1万円程度が目安となり、ケージには「トイレトレー」が付属しているものも多いですが、単品で購入する場合はおおよそ3千円ほどとなります。

このほか、ご飯を与える際の食器、水を飲ませるための給水器で千円〜3千円程度、ベッド等で3千円程度を目安として考えておくと良いでしょう。

なお、柴犬を迎え入れる月齢によっては散歩をする必要がありますので、その場合は首輪とリード代として5千円程度を予定しておくようにしましょう。
 

柴犬の飼育にかかる費用

初期費用のほか、犬を迎え入れる際にはフードやペットシーツなど、毎月必ず必要となる費用が発生してきます。

初期費用よりも重要な毎月の費用ですので、しっかりと内容を理解して、計画的に備えておきましょう。
 

■一カ月の平均費用

柴犬を飼う際に毎月必要となるのが「ドッグフード」と「ペットシーツ」で、おおよそ5千円〜が一ヶ月にかかる平均費用の目安となり、プラスαの費用として「おやつ」代も考えておきましょう。

ドッグフードについては種類によって価格も大きく異なりますが、価格の違いは品質の違いとイコールとなります。

柴犬は活発な犬種ですので、できるだけ品質の良いタンパク源をしっかりと摂取できるドッグフードを与えるのが理想的です。

フードメーカーにもよりますが、良質なフードの場合は3kg〜4kgで4千円前後が一つの目安となりますので、フードを選ぶ際の参考として覚えておきましょう。
 

■平均生涯費用

1ヶ月に発生する費用が5千円前後ほどになりますが、この他にも感染症の予防接種など、1年に1度発生する費用があります。

ワクチン接種の費用で5千円〜8千円ほど、フィラリア・ノミ、マダニ予防として5千円〜の費用、狂犬病の予防接種として3千円程度が目安となりますが、動物病院によっても価格は前後するので、事前に確認を行っておくと良いでしょう。

初期費用で約5万円、1年にかかる費用として約7万円を合算し、柴犬の平均寿命である15年を想定して生涯に発生する費用を計算すると、最低でも110万円の費用が発生する事となります。

また、自分で爪切りや肛門腺絞りが行えない場合は、動物病院やトリミングサロンに依頼する事となりますが、皮膚・被毛の健康維持のためにも、トリミングサロンへお願いするのがおすすめです。

その他、去勢・避妊手術なども加味して考えていくと、年間に発生する費用として、余裕を持って10万円程度と考えておくようにしましょう。
 

柴犬の飼育費用に関して知っておくべきこと

柴犬の健康診断

ここまでは柴犬を飼う際に、最低でも発生してくる費用について解説してきましたが、忘れてはいけないのが急な病気やケガに備えておくべき費用です。

特に柴犬の場合は皮膚疾患や緑内障、股関節の病気、脳の疾患が多い傾向にありますので、病気を早期に発見するためにも定期的な健康診断を行うようにしましょう。

一方で、こうした病気が見つかった場合は高額な治療費が発生してしまいますが、ペット保険に加入しておくことで、万が一の事態にも万全に備えておくことができます。

保険会社によっても保険料は異なりますが、柴犬の保険料は2千円〜が目安となりますので、万が一に備えるために保険加入も検討しておきましょう。
 

まとめ

柴犬を飼う際に発生する費用について解説してきましたが、ここで解説してきたのはほんの一部となります。

愛犬のため、かわいい犬具や良質なドッグフードなど、掛けようと思えば幾らでも掛けてしまう愛犬への費用ですが、万が一に備える保険料なども加味して、基本的に発生する費用についてしっかりと理解しておくようにしましょう。

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