柴犬の飼いやすさ、オス・メスの違いを解説！初心者へのアドバイスも

柴犬は人気犬種の中でも飼育の難易度が少し高めなイメージもありますが、柴犬の性格や飼い方のポイントさえ理解していれば、初心者の方でも問題なく飼育ができる犬種です。

今回は柴犬の飼いやすさや、オスとメスでどういった部分が異なるのかを解説していきます。

柴犬は初心者でも飼いやすい？

初心者には少し難しい犬種と思われがちな柴犬ですが、非常に犬らしい性格で、他の犬種よりも飼い主との絆を大切にする点は、柴犬が人気を集める最大の理由でもあります。

柴犬を飼うのに難易度が高いと言われる理由としては、柴犬特有の性格が関係していたり、他の小型犬よりも運動量が必要になる点、しつけが少し難しい点が理由に挙げられます。

しつけの難しさはありますが、そこを乗り越えた先には大きな喜びや達成感を秘めた犬種でもあり、しつけさえ入ってしまえば利口で忠実な相棒へと成長してくれるので、実は非常に飼いやすい犬種でもあります。

柴犬は初心者の方でも飼うことのできる犬種ですが、オスとメスでも基本的な性格や飼い方のポイントは異なります。

あらかじめオスとメスの性格と特徴を知っておくと、しつけを行う際の参考にもなり、家族にとってはどちらの性別の方が向いているのかを判断することもできるので、参考程度に把握しておくようにしましょう。

柴犬のオスは警戒心が強いのが大きな特徴です。メスに比べて縄張り意識が強く、初めて遭遇する犬はもちろん、人間に対しても強い警戒心を持って対応します。

その反面、心を許した相手に対しては友好的に接し、自分が認めた相手には強い忠誠心を抱きますので、自分が犠牲になっても仲間を守ろうとする勇敢な一面は、柴犬のオスが持つ魅力的な特徴でもあります。

警戒心や攻撃的な一面は、去勢手術を行うことで解決できる場合がほとんどですが、意外とメスよりもオスのほうが寂しがりが多く、甘えん坊な一面もあるので、しっかりと向き合って飼うことのできる環境が大切になります。

柴犬のメスは愛想が良く、オスよりも友好的な性格と言えますが、興味のない相手や自分の気が済んだ途端にドライな一面を覗かせるなど、ツンデレという表現が的確でオン・オフがはっきりしているのがメスに多く見られる性格です。

自立心もオスに比べて強いので、初心者が柴犬を飼う際にはメスの方がおすすめと言えますが、実はオスよりも頑固な一面も。

一見するとメスの方がとっつきやすく、飼いやすさという点においてもメスの方が当てはまりますが、家族構成や飼育環境によってはオスの方がおすすめな場合もありますので、必ずしもメスが良いというわけではありません。

オス・メスに関わらず、初心者の方が柴犬を飼う際に最も大切にしてもらいたいのが柴犬とのコミュニケーションです。

コミュニケーションと言っても、柴犬の場合は過度なスキンシップを苦手としていますので、散歩の時間や遊びの時間など、飼い主さんと行動を共にする事が柴犬にとって大切なコミュニケーションとなり、強い信頼関係に結びついていきます。

普段の生活や遊びの中でも、飼い主さんが常にリーダーであることを認識させることが大切で、自分がリーダーと勘違いしてしまう事の無いよう、しつけをしっかりと行うことが重要になります。

主従関係のバランスが曖昧になってしまうと誰がリーダーか理解できず、わがままな性格になってしまったり、飼い主に対して攻撃的になってしまったりする事も。

利口な犬種なので、境界線を曖昧にしてしまうことは、逆に柴犬を悩ませたり不幸にさせたりする事に繋がりますので、誰がリーダーで誰を守るべきかを理解させる事が大切です。

屋内で飼育するべきか、屋外で飼育するべきかで迷われる方もいらっしゃいますが、寄生虫を始めとする病気の問題等を考えると、安全な屋内での飼育が理想的と言えます。

ただし、柴犬は狩猟に同行していた犬種でもあるので、他の小型犬よりも運動量は少し多めである点は理解しておきましょう。

屋外で飼育される開放感はありませんが、その分、飼い主さんがしっかりとコミュニケーションを行い、柴犬が満足できる散歩の時間を設けるなど、室内飼育でもストレスが溜めさせないような工夫が必要になります。

柴犬の「飼いやすさ」をテーマに、オスとメスの違いや、飼う際のポイントを解説しました。初心者の方でも問題なく飼育が行えることがおわかりいただけたでしょうか。

柴犬は家族を大切にしてくれる犬種なので、しつけで大変だった分も愛情で返してくれますし、気がついた時には家族にとってかけがえのない存在になっているでしょう。

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