白柴の性格や飼いやすさは?魅力や人気の理由も

ふわふわの白い毛と、愛くるしい柴犬の容姿を併せ持つ白柴は、柴犬の中でも人気が高く、注目を集める存在となっています。

同じ柴犬でも珍しい毛色の白柴ですが、本記事では性格や特徴、飼いやすさなど、他の毛色の柴犬と異なる点があるのかについて詳しく解説していきます。

白柴は珍しい?

可愛い白柴
柴犬の中でも、希少色と言われる白柴。柴犬の毛色は全部で4種類に分けられ、この中で最もスタンダードな毛色が「赤色」の柴犬で、全体の8割程度を締めています。

その他の毛色は「胡麻」「黒」「白」と分けられ、いずれも珍しい毛色の柴犬となっていますが、白柴はこの中でも人気のある希少色です。

同じ毛色の柴犬を交配させると、基本的には同じ毛色の柴犬が誕生してきますが、稀に遺伝子の関係で白柴が生まれてくることがあり、その割合も1割程度と希少な毛色となっています。

また、一見すると真っ白に見える白柴ですが子犬の段階では赤毛の割合も多く、成犬になるにつれて白毛の割合が増えていくため、実は尻尾の裏側や耳、背中などの部位には赤毛が薄く混ざっているのも特徴と言えるでしょう。

白柴の性格と特徴

2匹の柴犬
白柴を含む柴犬の性格は、非常に忠実で愛情深く、飼い主と認めた相手や家族に対しては身を挺してでも守るという勇敢な一面を持ち、絶対的な信頼を寄せて接してきてくれます。

反面、自分が認めていない相手や初対面の相手に対しては警戒心を持って接し、すぐに心を開かないという性格も持ち合わせているため、番犬にも適した犬種と言えるでしょう。

可愛らしい容姿なので意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした性格は日本犬特有の特徴となっており、柴犬に限らず秋田犬などにも共通した性格となっています。

■白柴特有の特徴はある?

柴犬の性格や特徴は白柴にも共通するもので、毛色が違うからといって性格や特徴が異なるわけではありません。

例えば、白柴は見た目がふわふわとしており、赤毛や黒毛の柴犬よりも被毛が多い印象も受けますが、毛が白いからと言って被毛の違いやお手入れの方法が変わることはありません。

柴犬はダブルコートで被毛も短く抜け毛も多いので、日頃からのブラッシングが大切になりますが、白柴に関しても同様のお手入れが必要です。

白柴の魅力と人気の理由

シンプルな白柴
白柴の最大の魅力と言えるのは、やはりその可愛らしい容姿と言えるでしょう。

スタンダードでもある赤毛の柴犬も人気が高いですが、希少色でもある白柴を飼っている方は少なく、散歩中でも珍しがられる事も多いでしょう。

そんな白柴ですが、もともと人気のある柴犬の中でも、白柴がより注目を集めている理由の一つに挙げられるのが、テレビCMによる影響が関係しているかもしれません。

■テレビCMで人気の犬種は白柴?

近年、テレビCMでお馴染みの「お父さん」と呼ばれる白い犬が人気を集めていますが、実は「お父さん」の犬種は北海道犬で白柴ではありません。

柴犬を飼っていない方から見ると日本犬の容姿で、見た目も真っ白なので勘違いしてしまう方も多いと思われますが、勘違いとはいえ、白い日本犬の風貌に魅了された方も多くいます。

白柴が人気を集める理由にはこのような勘違いも挙げられますが、ふわふわとした可愛らしい容姿は、見るだけで自然と笑顔にさせてくれる不思議な魅力も兼ね備えています。

白柴は初心者でも飼いやすい?

散歩中の柴犬
白柴を含め、日本犬は古来より飼い主と猟に同行し使役犬として活躍してきた犬種ですので、しつけと運動量、飼い主とのコミュニケーションは重要な要素となります。

こうした柴犬の性格や特徴を把握し、しっかりとポイントを押さえて飼うことができれば、初心者の方でも白柴は飼いやすい犬種です。

■散歩は白柴を満足させるために欠かせない

白柴を含め、柴犬は活発な犬種ですので運動量が少ないとストレスが溜まってしまいます。

その結果、ストレス発散のためにいたずらが増えてしまったり、肥満になってしまうなど、何かしらの悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

かつては猟に帯同してきた犬種という点を理解し、散歩の時間を多くとるようにしたり、飼い主さんと遊ぶ時間を多く作るなど、1日の中で刺激と運動が行える時間を必ず作ることが大切です。

■しつけは子犬の段階からしっかりと

性格でも説明したとおり、白柴は飼い主に対して従順な犬種ですが、認めていない相手に対しては強い警戒を持って接するため、しっかりとしつけを行い、白柴と飼い主さんとの間に主従関係を持つことが大切となります。

また、洋犬と比較すると日本犬種は独立心も強く、大人になる意識が早く訪れる犬種という部分も理解しておきましょう。

成犬になってからでもしつけは行なえますが、頑固な一面もある犬種なので、しつけは子犬の段階から行うのが理想的です。

まとめ

白柴は毛色が違うだけで、柴犬としての性格や特徴に変わりはないという事がおわかりいただけたでしょうか。

柴犬は飼い方のポイントさえ押さえておけば非常に飼いやすく、初心者の方でも安心して飼育ができる犬種ですので、毛色に関わらず、安心して迎え入れることができるでしょう。

可愛らしい容姿ながら頼もしい相棒のような愛犬を探している方は、ふわふわとした美しい白毛と、可愛らしい容姿を持つ白柴を検討してみてはいかがでしょうか。