吠えることに対してのしつけ
無駄吠えのしつけ
無駄吠えのしつけに関する悩みも、噛み癖のしつけと同様、たくさん寄せられているようです。このページをご覧の方はこれから柴犬を飼おう、または現在柴犬を飼っているという方ばかりだと思いますので、それを考慮して書きたいと思います。
もともと、柴犬はよく吠える犬種だ、と思われているようですが、これは正解でもあり、間違いでもあると思います。柴犬は、他の犬種に比べて比較的番犬にむいている犬種ですので、やはり、明らかに不審者と思われる人間や物が近づいてきた場合などは、吠えることはあります。例えば、ゴールデンレトリーバーなどでは、柴犬に比べて吠えることは少なくなるでしょう。つまり、柴犬が警戒心から吠えるというのは、このところの違いなのです。それに吠えるといっても、やたらめった吠えるということ、つまり無駄吠えはほとんどないでしょう。言い換えれば、普段はまったくおとなしい犬種なのです。
例えば、ミニチュアダックスなどは、よく吠える犬種として有名です。こういった犬種は惰性で吠えることが本当に多いのですが、この点、柴犬はこういったことがなく、吠えるときはいつも必要なときだけです。もっと言えば、吠えるべきときとそうでないときをきちんとわきまえている、賢い犬種ということになります。無駄吠えという点に関しては、柴犬を飼われる方は、ほとんど心配がないと思います。
問題は要求吠えの場合です。これも、犬の習性をきちんと理解していれば、何ら難しい問題ではありません。ご存知の方も多いと思いますが、犬の要求にしたがってしまうと、吠えれば要求が通ると思わせてしまいますので、ここは我慢して無視しましょう。吠えるのを諦めた様子が伺えると、相手をしてあげて構いません。私などは、あまりにうるさい場合は、コラッと言いながら床を足で叩きます。それでもおさまらない場合は、ケージ(サークル)を強く叩きます。それでおとなしくなります。